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会長挨拶

 

 日本の死亡原因第1位はがんで、全死亡者の約3割を占めています。平成19年にがん対策基本法が制定され、平成20年、25年にがん対策推進基本計画が閣議決定されました。群馬県でもそれに対応して、平成20年に「群馬県がん対策推進計画」、さらに平成25年から新たな5か年計画を策定し、県民の視点に立ったがん対策に取り組んでいます。
群馬県がん診療連携協議会は、国からがん診療連携拠点病院の指定を受けている9病院、県からがん診療連携推進病院の指定を受けている7病院、群馬県、および、群馬県医師会で構成され、がん診療に必要な情報を共有し、質の良い医療の提供をめざしています。 協議会の下部組織として地域連携パス部会、情報提供・相談支援部会、緩和ケア部会、看護部会、がん登録部会を設置し、部会ごとに研修会を開催し、スタッフのレベル向上や、情報交換を図っています。
協議会に求められる大きな役割の1つに、各地域での円滑な連携診療があげられます。各がん診療連携拠点病院に設置されている「がん相談支援センター」を通して、近隣の病院や診療所との連携を密にし、がん患者さんの治療援助、社会復帰支援のため、地域連携に必要な情報を共有し合い、県内のどこでも、がん患者さんが安心して納得のいく治療を受けられるよう努力して参ります。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

群馬県がん診療連携協議会会長
齋藤 繁